9/10
大切な友人のお宅へ、住まいのセラピーとして伺ってきました。
この日は、僕たちまちまち夫婦にとって毎月大切にしている「ありがとうの日」でもありました。
大切な友人とのご縁や、その日に感じたことについては、こちらの記事に残しています。

今回、最初に相談してもらっていたのは右手首の痛みでした。
5月から、あるきっかけを境に手首の痛みがかなり強くなっていて、日常生活もまともに送れなかったそうです。
痛みが出ていたのは、右手首の親指側の付け根あたり。
手首を動かそうとすると痛い。
曲げるのも怖い。
物を持ったり、握ったりすることもつらい。
最初に見させてもらった時は、そんな状態でした。

でも、僕が身体を見させてもらう時に大事にしているのは、
痛いところだけを見ない
ということです。
今回でいうと、痛いのは右手首。
だからといって
「右手首が悪い」と決めつけてしまうと、
見えなくなるものもあるんですよね。
実際に身体を見させてもらうと、
手首だけではなく、
その先にある腕や肩、鎖骨、肩甲骨、
そのさらに土台になっている背中まで、
いろんなところがつながって見えてきました。

やっぱり人の身体ってつながってるんやなって、触れている時にいつも感じます。
僕自身、お客さまの身体に触れるたびに、
「人の身体って神秘的で不思議やな」
と思うんですよね。
なんて言うんやろ。
身体の仕組みにロマンを感じるというか。
一つの場所だけで完結していなくて、
離れて見えるところ同士がつながっている。
そういう身体の仕組みを見させてもらうのが、僕はすごく好きなんやと感じます。
そして今回、身体だけではなく、お家の中での暮らしも一緒に見させてもらいました。
住まいのセラピーなので、
普段どんなふうに身体を使っているのか。
どんな姿勢で過ごしているのか。
どんな時に右手をよく使っているのか。
そういう日常の中まで見ていきます。

例えば、
ポットやフライパンの持ち方。
ベッドで休憩している時の姿勢。
クッションを使って少し斜めに横たわりながら、
その姿勢でスマホを触っていること。
仕事をする場所や、
仕事中にどんな身体の使い方をしているのか。
本当に一つひとつ見させてもらいました。

そうすると、
「手首に痛みが出ている」
という一つの症状だけでは見えてこなかったことが、暮らしの中から少しずつ見えてきます。
どんな時に身体が頑張っているのか。
どんな姿勢が続いているのか。
どこに負担が集中しているのか。
そういうことを一緒に見ていくのも、住まいのセラピーで大切にしているところです。

施術をさせてもらった後は、
最初よりも手首の動く範囲が広がって、本人からも
「おぉ!軽く動かせる!」
「さっきまでよりぜんぜん痛くない」
という言葉がありました。
ビフォーアフターで見ると、
手首を動かせる角度にも変化が出ていました。


ただ、これで全部終わりではありません。
今回のこの手首は、
炎症が起きているようにも感じられて、痛みそのものはすぐに引くわけではないと思っています。
これからも生活していく上で、利き手である右手は使わないわけにはいきません。
一度楽になったとしても、使い方によってはまた痛みが出たり、楽になったりを繰り返すこともあると思います。
だからこそ、
「右手を使わないようにする」
ではなくて、
どう使えば、そこばかりに負担を集中させずに済むのか
を一緒に探していくことが大事なんやと考えています。
今回は、実際にテーピングを実施して、
サポーターについてもお伝えしました。
それを使いながら、右手の親指や手首の付け根にばかり負担が集中しないように、身体全体の使い方も少しずつ見直していく。
そして、自分の身体が今どう感じているのかも聞きながら整えていく。
そんなふうに、これからも一緒に見ていけたらと思っています。
痛いところを整えるのは、もちろん大事。
でも、痛いところだけを見るわけじゃない。
その痛みが出るまでに、身体がどんなふうに頑張ってきたのか。
暮らしの中で、どんな使い方をしてきたのか。
そこまで一緒に見ていくことで、
見えるべき本質が見えてくるんやなと、今回も改めて感じました。


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